工房こつぐでは、お直しのご依頼を始め、お教室でも本漆による繕いをお教えしております。 合成樹脂と本漆を併せて使用する簡漆金継ぎや、合成樹脂や漆に似た塗料等を使用する簡易金継ぎ、 それぞれにメリット、デメリットがあります。そのうえで、やはり本漆による金継ぎをぜひ覚えて頂きたいと思っています。
本漆は 時間を経るほど、劣化が進むより前に、より強く硬化していきます。色の変化や艶の変化、造形的にも様々に姿を変える素材である漆。
漆はおもしろいのです。そして貴重です。ぜひその尊さ、面白さを皆様にもご体験頂きたいと思います。